
メンバー
インタビュー
想像力を育てる。
それが、
頼られる会計士を育てる。
増田涼恵
理事パートナー
2002年 入所

三優の魅力
数字ではなく、
会社を見る。
そのために現場にいる
会計士は、居場所を問わない資格です。監査法人に入ってもいいし、一般企業を選んでもいい。独立の道も、コンサルになる道もある。この自由度を、最大限に活かすために大切なこと。それは、「どこに行っても通用するよう、自分自身を高めておくこと」だと思います。その上で、三優は申し分のない舞台です。
成長に関わる三優の魅力はいくつもありますが、ひとつ挙げるなら「現場主義」でしょうか。大手監査法人の場合、マネジメントの立場になると同時に現場を離れることがほとんど。でも、三優の会計士はそうではありません。私自身も、マネジメントと現場を兼任しています。理由のひとつは、リアリティのある提案をし続けるため。そしてもうひとつは、人に会い、話す機会を持ち続けるため。「なぜ、そのビジネスを手がけているのか」。「なぜ、この取引を決断したのか」。さまざまな業種のクライアントと、経営に関わる会話を深めていけるのは会計士の醍醐味です。数字を見る仕事のようでいて、人を通じて会社そのものを見ている。そのことで視野が大きく広がり、知的好奇心が満たされていく。こんな刺激的な現場を手放すことはできません。また、ベテランがちゃんと現場にいて、調書のレビューを始めとする細やかな指導を受けられるのは、若手メンバーにとっても追い風だと思います。

必要な資質
小さな異常に気づける、
大きな想像力を。
入所から20年近く。多くの会計士と接する中で、伸びる人の共通点が見えてきました。中でも大切だと感じているのは「想像力」です。ただ数字とにらめっこするだけではなく、その背景にまで思考を巡らせ、いくつもの要素を重ね合わせて判断できる力。たとえば、あるクライアントで交通費が増加していたとします。その現象を単体で見れば「そういうこともあるだろう」で済んでしまうかもしれない。でも今の世の中を思えば「リモートワークがこれだけ定着しているのに、交通費が増えるのはおかしい」と判断することができます。
もちろん想像力を正しく働かせるには、ベースとなる情報をしっかりとつかんでおくことが必要。そのためにも、「クライアントに関心を持ち、しっかりと聞き耳を立て、数字だけではなく、商品やサービスの話、未来の話をしよう」と、若手メンバーには伝えています。大切な情報ほど、人を介して伝わってくるもの。熱のこもったコミュニケーションこそが、小さな異常に気づき、大ごとになる前に解決できる、一人前の会計士への第一歩だと考えています。

三優のこれから
日本の経済を支える、
小さな会社を
支え続けたい。
時代が変わっても、変わってほしくない三優の姿があります。それは「小さな会社の相談相手」。日本はもともと、中小企業の多い国です。小さな会社を支えることは、日本の経済を支えることに直結します。私たち会計士にとっても、業種の異なるさまざまな企業と、総合的に関わることができる貴重な機会。頼られる幅が広い分、ひとりの会計士が背負う責任は大きくなりますが、だからこそ実力を磨くことができる。三優を飛び出しても、活躍できる人が育つ。そう信じています。
個人的には、今以上に多くの女性に経営に携わる立場になってほしいですね。せっかく努力を重ねてつかんだ会計士の資格を、活かしきってほしいと思います。出産や育児などのライフイベントを経て復帰するための制度が整っていますし、仕事の中で男女差を感じることもありません。もちろん私たちも、成長の速さを謳う監査法人にふさわしく、男女関係なく全力で導いていきます。