名鑑03
自分の成長だけではなく
組織の成長に
目を向けていく。
CAREER
会計士を志す
へ昇格
STORY
2004年/論文式試験合格
会計的視点で組織を見る楽しさを感じて、資格取得への道を歩みはじめる。
大学3年生で就職活動を控えた私は「普通に就活はしたくないな」と考えていました。当時は、今ほど転職が当たり前ではなかったので、短期間の就職活動のみで自分に合う会社を選び、働き続けることができるのだろうかと漠然とした不安がありました。自分の進路について悩んでいたある日、ふと大学掲示板の大手監査法人のインターンシップ募集が目に留まりました。監査法人の業界について全くイメージができませんでしたが、それが逆に好奇心に変わり、インターン先に大学OBが何人も働いていたということもあり、2週間のインターンへの参加を決意。そこで監査法人の具体的な仕事内容を知り、会計的な視点から様々な企業の状況を見るのは楽しそうだなと感じました。そこから公認会計士という仕事に興味を持ち、資格取得に向けた勉強をはじめました。
2004年/大手監査法人へ就職
予想外の合格も、きっかけとなったインターン先に就職し充実した日々。
公認会計士二次試験に合格した年が就職難であったことに加えて、試験の手応えもなかったため、就職活動をせずに翌年に向けて勉強をしていました。しかし、意外にも合格。慌ててインターン先の監査法人に面接を申し込み、そのまま入所することができました。受験生向けの法人説明会等の参加はしていませんでしたが、インターンでお世話になった会計士の先輩方とはインターン終了後も時々お声をかけていただいていて、監査法人や独立した先輩方の具体的な話を聞いていたので、それが私の就職活動になっていました。就職後は、業種を問わず様々なクライアントに関与することができました。そして修了試験の合格後AS2等級に昇格。主査業務も担当するようになり、忙しくも充実した日々を送っていました。しかし、大手監査法人ではあるものの、働いていたのが地方事務所ということもあって、そもそものクライアントの業種や数は決して多くはありません。そんな状況に少し新鮮味を感じられなくなり、一旦環境を変えたいという気持ちが芽生えて、退職を決意しました。
2013年/小規模監査法人へ転職
理想の働き方に合わせてキャリアを選択できるのは会計士ならではの強み。
大手監査法人を退職して1年ほど休職し、その期間を利用して海外旅行や異業種のアルバイト等で気持ちをリフレッシュしながら、転職活動を行なっていました。こうして思い切って「休む」という選択ができることも公認会計士という資格の強みだと感じています。その後、前職では経験できなかったことに挑戦したいという想いから、独立した先輩に誘われた小規模監査法人に就職。そこでは、これまで担当したことない業種の監査や、IPOの支援を経験できました。しかし、小規模な法人であるがゆえに仕事をたくさん抱えてしまうことも増えました。年齢的にもワークライフバランスを考えるようになり、再び転職を決めます。今回は、コンサルなども視野に入れて幅広く業界を見ていましたが、今までの経験を活かしながら、準大手というバランスの取れた規模感で働ける三優への転職を決めました。
2020年/三優監査法人へ転職
組織全体のパフォーマンスを上げてこそ、クライアントに価値提供ができる。
三優入所後は主査業務のほか、マネージャーとして主に案件の進捗管理や、チームメンバーへのフィードバック、クライアントとのすり合わせなどを行なっています。これからのキャリアは、個人の成長だけではなく、法人そのものの成長にも貢献していきたいと考えています。これまで複数の法人で働いてきて強く感じたことは、大きい組織でも小さい組織であっても、組織にいる一人ひとりが主体性をもって行動することで、組織全体のパフォーマンスが上がり、継続的にクライアントや社会全体に価値を提供することができる。そのためには、監査に関わる仕事だけではなく、みんなが気持ちよく働ける環境づくりや働き方の多様化も取り組むべき重要な課題と考えています。また、監査は決して数字を見るだけの仕事ではありません。クライアントが置かれている環境や事業内容を理解し、様々な問題としっかり向き合うことで、他では得られない貴重な経験を積むことができる仕事です。それを一緒に働くメンバーやこれから会計士を目指す人たちに伝えていくことも私の大切な役割だと考えています。