名鑑01

目指す
外資系事業会社CFO。
そのため三優磨く。

米国公認会計士大畠 美穂
国際部スタッフ/2018年 入所

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STORY

2015年/資格取得勉強開始

かつて上司言葉信じて監査道へ。

前職は外資系企業をクライアントとした会計事務所で経理の仕事をしていました。しかし、キャリアを重ねる中で、クライアントの経理業務を請け負うのではなく、外資系企業に入社して自社の経理業務を仕事にしたいと考えるようになっていきました。当時の上司である事務所の所長に相談したところ「事業会社の経理より上のポジションを目指すなら、まずは監査の経験を積むのが一番だ」と監査法人への転職を勧められました。会社のトップが転職を勧めるのもおかしな話ですが、その方が大手監査法人から独立して会計事務所を立ち上げた経緯もあり、私のキャリア形成に親身に寄り添ってくれました。その言葉がきっかけとなり、監査法人への転職を目指しはじめます。また、外資系企業の監査を行うためには米国公認会計士の資格取得が必要不可欠でした。転職活動をはじめる前に会計事務所で働きながら、資格取得に向けた試験勉強を行うという日々がはじまりました。

2017年/米国公認会計士試験合格

倍、勉強して切り開く。

米国公認会計士の試験は任意のタイミングで受験をすることが可能です。そのため、勉強して自信がついたタイミングで挑戦することができます。もちろん試験はすべて英語。普段の業務である程度英語は使い慣れていたのですが、自信を持って得意とは言えなかったため、人の倍は勉強しようと意気込みました。通っていた専門学校の生徒の平均的な勉強時間は「1日2時間」。私は「1日4時間」と決めて勉強に打ち込みました。4科目ある試験の中でも特に苦労したのがBEC(企業経営環境・経営概念)の科目。提示された課題に対して英語で監査人としての意見を記述するという問題に苦しみましたが、何とかクリアして勉強開始から2年後に4科目すべてに合格することができました。合格してすぐに転職活動をスタート。外資系企業の監査に携わりたいという軸があったので、国際部を有する三優を志望し、ほとんど他とは迷うことなく入所を決めました。

2018年/三優監査法人転職

会計士として働きはじめて、人間しても大きく成長実感する。

国際部の一員として働きはじめてから一番印象に残っているのは、主査を担当した内部統制の構築支援プロジェクトです。クライアントはこれから成長していくであろう、勢いのある企業。成長途中でまだまだルールが整っていないクライアントに対して、仕組みづくりのサポートを行うので、監査とは違った難しさや、やりがいがありました。何より改善したポイントが目に見えて分かるので、自分のサポートによる会社の成長を肌で感じることができ、大きな達成感を味わうことができました。会計士の仕事は、経営者や技術職、営業職などクライアント先の様々なポジションの方と接する機会があり、企業を多角的に見ることができます。新幹線の車窓から工場が見えれば、「あの中では今こういう人たちが働いていて、こういうことが行われていて…」と監査を経験するまでは考えもしなかったことにも思考が巡るようになり、普段の生活から視野の広がりや成長を実感しています。

2021年/US2等級昇格

向けて、また学び続ける日々はじまる。

現在はUS2等級として10社以上のクライアントを担当。業種は幅広く、飲食・製造・旅行・小売など様々です。そのうち4社で主査業務を任されており、チームメンバーへの教育も行うようになりました。2021年にUS2等級になってからは、さらに教えることも増え、プロジェクトに対する当事者意識は非常に強くなりました。次の目標に定めているのはマネージャーへの昇格。三優にはまだ女性マネージャーが多くないので、私がそのキャリアモデルとなれればと考えています。将来的には、会計士を目指すきっかけとなった外資系企業のCFOになることが夢です。そのため、経営的視点を養うためにビジネススクールに進学してMBAを取得することを決めました。これから2年ほど仕事と勉強を両立させるハードな日々がまたはじまります。しかし、過去に米国公認会計士を取得した成功体験があるので、自信をもって新たなチャレンジに取り組んでいきたいです。