統括代表社員メッセージ

公認会計士を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変わってきました。企業の財務情報の精度を高め、適時に適正な開示を行うことを大きな目的とした内部統制報告制度と監査は、平成23年度に一部改正があったものの上場企業各社に定着し、日本の監査制度に着実に根付いて参りました。他方、日本に国際会計基準委員会のサテライト・オフィスの設置がほぼ決まり、震災後の日本経済の状況を鑑み、当初より多少の遅れは出る可能性はあるものの、近い将来の国際会計基準の日本への導入と上場企業の財務諸表への適用も確実視されております。
内部統制監査では、監査に従事する公認会計士は、従来の財務諸表の数値についての検証から、経営の現場やモノ・カネの全てのフローまで自分の眼で確認しながら、管理全般の実態をチェックすることになります。従って、この内部統制監査は、従来以上に、若い公認会計士の皆様に素晴らしい実務経験を沢山積むことができるフィールドでもあります。
他方、グローバリゼーシヨンの進展は、企業にとってだけでなく財務報告の世界でも同様で、高品質で透明性の高い国際会計基準の必要性は、世界中で資金調達する多国籍企業に留まらず、外国人株主が増大する国内企業にとってもグローバルに通用する財務諸表の必要性は高まってきているのです。しかし、この国際会計基準は、日本の基準とは原則主義、資産・負債アプローチ、公正価値評価、マネジメントアプローチ手法、財務諸表の作成及び表示に関するフレームワークなど大きく異なっており、現在、企業はもとより監査人側も国際会計基準の初度適用へ向けて大変な努力をしているところです。当事務所では、世界第5位のBDOグループの欧州における実務経験等を導入しながら、社内的にはIFRS推進室を中心に社内・社外研修の実施、実務指針、監査マニュアルなどの整備を急いでおります。
以上のような大きな変革が続く公認会計士業界でありますが、我々の対応のキーワードは原点回帰にあると考えています。創業以来我々は、「厳しくても信頼される監査」というテーマを柱として、組織作りを行って参りました。このテーマを具現化するためには、人間として優しさが分かる「心」を持った公認会計士であること、公認会計しとしての必要な専門的知識・実務経験である「技」、そして公認会計士としての職務を全うするための「体」力、この心・技・体の3つバランスが最も重要であると考えています。
このような激変する監査の現場では、業務のハードルの高さを感じることもあるかも知れません。このハードルは若い公認会計士の貴方が自分一人で乗り越えることには困難を感じるかも知れません。でも、心配しないで下さい。上司、先輩、同僚といったチームメイトが、あなたがこのハードルを乗り越えるのを手伝ってくれることでしょう。「チームワークこそ個の能力を高める最善の方法」であるというのも我々のモットーであるのです。こうした困難を乗り越えたとき、あなたはマニュアルだけではない、自分の経験もブレンドされた「世界に一人だけしかいない公認会計士」に成長しているのです。
私は、長年「潰れない会社作り」とは何かを公認会計士としての生涯のテーマとしてきました。あなたにも何か公認会計士としてのテーマがあるのではないでしょうか?現在、事務所では、会計監査のみならず、株式の新規上場支援、企業再編、企業価値評価、経営管理制度構築の支援といった幅広いコンサルティングも実施しています。この幅広いコンサルティング業務や関連会社の税理士法人の存在は、成長したあなたが将来もしかすると少し変化するかも知れないあなたの目標・テーマに合った理想のキャリアパスとなるでしょう。勿論、監査人として幅広い経験、知識の習得へのあなたの要請に応える土壌は十分にあります。
「個性」という武器を持った公認会計士を目指す方たちに、是非三優監査法人の門を叩いて頂きたいと考えております。